2015年6月17日に一部改良が行われ、クリーンディーゼルエンジン搭載車が設定されたトヨタ・ランドクルーザープラド。
約8年ぶりにディーゼル搭載車のプラドが復活しました。
このプラドのライバル車といえば三菱・パジェロですが、プラドとパジェロはどちらが優れているのでしょうか?
『プラドvsパジェロ』についてお話ししますね。
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新型プラドディーゼルの特徴
新しく設定された新型プラドの特徴の一つは、振動や音が小さく、車両重量の増加も比較的小さい点です。
ディーゼルエンジンは、ガソリンではなく、軽油を燃料として走ります。
高圧に圧縮する熱で「軽油が自己発火⇒燃焼⇒エンジンが回る」という仕組みなので、ディーゼルエンジンは高圧縮などに耐えれるように頑丈につくる必要があり、エンジン自体が重くなってしまいます。
そのため、車両重量が、ガソリンエンジン車と比べて、ディーゼルエンジン車は重くなりやすいです。
さらに、ディーゼルエンジンは、音や振動が発生しやすいという問題もありました。
けれど、近年のクリーンディーゼルエンジンは、車両重量増や音、振動がかなり抑えられているんです。
また、ディーゼルエンジンは、燃焼状態によってスス(PM=粒子状物質)やNOx(窒素酸化物)が発生し、環境に悪いといわれ続けていました。
けれど、クリーンディーゼルエンジンは、燃焼効率の向上、酸化触媒、DPF(ディーゼルパティキュレートフィルター)、尿素SCRシステムなどによって、ススやNOxは大幅に低減。
新型プラドのクリーンディーゼルエンジンは、厳しいEURO6の規制もクリアしているほどなんですよ。
このように、新型プラド(や近年のクリーンディーゼルエンジン)は、振動や騒音、排ガスなど悪い面が大幅に改良され、低速トルクが強力、燃費が良いなどメリットが大きくなっているんですよ。
ただし、新型プラドのクリーンディーゼルで一つだけ注意点。
尿素の注入や触媒にたまったススの燃料処理を定期的にする必要があります。
といっても、時期は、車自身が教えてくれるので、安心してくださいね。
※新型プラドディーゼルの魅力に関してはこちらからどうぞ
⇒新型プラドにクリーンディーゼルエンジン搭載車が登場。驚きの静かさ
プラドvsパジェロ|優れているのはどっち?
新型ランドクルーザープラドは、最大のライバルである三菱・パジェロと比較して、どちらが優れているのでしょうか?
新型プラドのエンジンラインナップは、2800ccクリーンディーゼルエンジンと2700ccガソリンエンジン。
パジェロのエンジンラインナップは、3200ccクリーンディーゼルエンジンと3000ccガソリンエンジンとなっていて、似たようなラインナップとなっています。
また、価格に関しては、パジェロは、
・ガソリンエンジン車:約327万円~381万円
・クリーンディーゼルエンジン車:約375万円~493万円
となっていて新型プラドよりも若干割安になっています。
《新型プラドの価格》
・ガソリンエンジン車:約335万円~396万円
・クリーンディーゼルエンジン車:約396万円~513万円
さらに、パジェロには、ショートの3ドア車が設定されているのも、魅力の一つです。
一方、パワーユニットに関しては、新型プラドの方が優位です。
静粛性や低振動性、燃費性能は、新型プラドのクリーンディーゼルエンジンの方が有利です。
さらに、エンジンパワーのスペックも、トルクでは新型プラドの方が上です。
・新型プラドディーゼルのトルク:45.9kgm/1600~2400rpm
・パジェロディーゼルのトルク:45.0kgm/2000rpm
新型プラドは3000cc以下なので、税金面でも新型プラドの方が有利なんですよ。
このように、パジェロと比較して、新型プラドはパワーや燃費、税金面で有利となっているんです。
今回の新型プラドの登場で、パジェロもなんらかの改良を加えてくるかもしれませんね。