愛車を下取りや買取店に売却するときは、少しでも高く買取りしてほしいですよね。
安く買取られて損をするのは悔しいですし、大切に乗ってきたからこそ高く買取りしてもらいたいです。
そこで、一つポイントがあります。
それは、『年を越す前に売却した方がよい』ということです。
この理由についてお話ししますね。
ちなみに、車は、12月31日を超えると(1月1日になると)、年式が1年古くなります。
新車を登録した日から1年経った日ではないので、間違えないでくださいね。
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車の査定は、日本自動車査定協会の基準がある
車を売却するときはディーラーや買取店の査定を受けますが、この時、査定をするのは『中古自動車査定士』の資格保持者です。
この資格は、日本自動車査定協会(JAAI)の試験に合格した人に与えれ、査定をする時は、JAAIの基準のもと査定を行います。
JAAIの基準とは、以下の標準状態と比較して、それより良ければ加点、悪ければ減点となって、最終的な査定が決まります。
《査定の基準となる車両の標準状態》
1)外装・内装は無傷であること
2)エンジン・足回りは走行に支障なく良好であること
3)車検の残り月数は3カ月以内であること
4)走行キロ数は標準であること
5)タイヤの残り溝は1.6mm(スリップサイン)以上あること
6)事故修復歴や改造工作がなく損傷減価要因(腐食・臭い)等がないこと
なので、例えば、タイヤが交換したばかりだったり、走行距離が少なかったりすれば加点されます。
逆に、バンパーを凹ませてしまったら、減点となります。
そして、最終的に、総合評価をつけられて、査定結果が決まります。
ただ、大まかには、このような基準となっていますが、実際に査定をするときは、50以上チェック項目があります。
そして、その中に、“年式”もあるんです。
ちなみに、査定士は以下の項目をチェックします。
《外装》
・ボディ全体の汚れ、キズ、ヘコミ
・ボディカラー
・エアロパーツ
・サンルーフ、ムーンルーフの動作確認
・ボンネットや天井の状態
・ラジオ、テレビ等のアンテナ類
・ドア、ウインドウの動作確認
・ナンバープレート
・前後左右のガラス
・ヘッドライトやテールランプ
《内装》
・ルーム全体の汚れ
・喫煙による影響
・シートの状態
・カーナビ
・ハンドルやメーター類
・オーディオ類とスピーカー
・エアバッグ
・スペアのタイヤ
・トランクスペースの状態
・付属の装備品
《エンジン回り》
・バッテリーの状態
・エンジンオイルの状態
・エンジンの状態
・改造パーツの有無
・車台番号
・修復歴の確認
《足回り、下回り》
・タイヤやホイールの状態
・車高(サスやショックなど)
・マフラーの状態
・オイルの漏れ、にじみ
・タイヤハウスの状態
・各パーツのキズ、ヘコミ、錆など
《その他》
・メーカー、車種
・年式、グレード
・走行距離
・車検証・整備記録簿の内容
・取扱説明書などの書類
・車検の残期間
・キー(スペアキー)やキーレスなどの有無
・純正部品の有無
1年年式が下がると、買取額は大きく下がる
では、なぜ年を越す前(12月末の前)に、売った方がいいかお話ししますね。
先ほど、車の査定の中に、“年式”があると説明しました。
車は、年式が下がると(古くなると)、買取額が安くなってしまします。
そのため、『年を越す=年式が1年古くなる』ということなので、買取額は一気に下がってしまうんです。
しかも、年式が下がることによる買取額の下落は、30万円という一定の額でなく、10%や20%という“率”で下がるんです。
仮に250万円の車で、年式が1年下がることによる価格の下落率が10%とすると、
・1年目:250万円×0.1=25万円値下がり
・2年目:225万円×0.1=22.5万円値下がり
・3年目:202.5万円×0.1=20.05万円値下がり
・4年目:182.45万円×0.1=18.245万円値下がり
という感じで価格が下がっていきます。
実際には、一般的な車の買取り価格は、
・3年で40~60%
・5年で30~45%
・8~10年で0円
くらいになるといわれていて、コンパクトカーのような中古車の数が多い車種になると、3年で50%以下になってしまうこともあります。
なので、実際には、例に挙げた価格以上に値下がり率は高いんです。
そのため、愛車を高く売るためには、年を越す前に売却した方がいいんですよ。
ただし、新車を購入するために愛車を売却するとなると、年末に愛車を売った場合、年末に新車を購入することになりますよね。
すると、新車は年末に登録するため、すぐに“1年落ち”の車となってしまい損をしてしまいます。
理想を言うなら、
・愛車は年を越す前に売却する
・新車は年が明けてから購入する
のが最も得です。
けれど、現実的には、車がない時期があるのは不便ですし、下取りにだすとなると、理想のようにするのは難しいです。
そのため、このような場合は、年が明けてから愛車の売却&新車の購入をした方が得策です。
というのも、年式が1年古くなったことによる愛車の買取額の下落と、新車がすぐに1年落ちになって買取額が下落するのを比較した場合、新車がすぐに1年落ちなる不利の方が大きいからなんです。
まとめると、愛車をただ売却するだけなら、年を越す前に売却した方が得です。
新車を購入するために、愛車を下取りや売却に出す場合は、年を越えて新年を迎えてからの方がいいんですよ。